OTとは?

 これは非常に誤解されやすいシステムである。大手といわれるHPでも正しからぬ情報が流され、ハードコア敬遠の一因ともなっているだろう。私が説明に入る前に、とにかくハッキリさせておきたい事があるので述べておきたい。
 それは、ROTは一方的にスキルを上がりにくくするものではなく、それどころか通常ルールよりも多くの利点を持つシステムである、という事だ。これこそMUGEN(とその他ハードコアシャード)の魅力であり、まちがっても敬遠される理由になるべきではない。

 ROTとはRate Over Timeの略であり、ハードコアシャードに導入されている、通常とは別のスキル成長システムである。簡単に言えば、スキルが一定以上の数値になると、ST値のように上昇間隔と一日毎の上昇量に制限がつき、そして制限の無い状態でスキル上昇の可能性がある行動を取るとそのスキルが必ず(※)上がるようになる最終項目は特に重要かつ意外と知られていない。つまり簡潔に言えばこのような事が可能となる。

・地図作成スキル99.5からGMになるまで、必要な宝の地図は5枚のみ。しかも一時間ちょっとで済む。
・テイマースキル118から120まで、一日。
・鍛冶100から120になるまでに必要なインゴット量は、無駄なくやればだいたい2500個以下。しかも10日で達成可能。退屈な作業も無用。

 …他にも例はいくらでも出せる。通常シャードで頑張ってきた人はアゴの外れる思いであろう。特に鍛冶師の方々は涙も出ぬ事と思われる。スキル上げが面倒だ、資材集めるのかったるい、というキミこそMUGENに来たるべし、だ。

(※)…本当に必ず、というわけでもないようで、条件があっているはずなのに上がらなかったりすることがたまにある。が、2、3度トライすれば結局は上昇する。


昇判定詳解

この表とその下に列挙した要項を照らしあわせたなら、大体理解していただけると思う。

スキルの段階による制限の推移
スキル値 上昇制限時間 一日の上昇量制限
0〜69.9 なし なし
70〜79.9 5分間隔 3.7
80〜98.9 10分間隔 2.1
99.0以降 15分間隔 2.1

1.0〜69.9までは、通常シャードと同じである。(比較的上昇率がいいような気もするが…しかし確信なし)

2.70以降、上昇制限時間が経過した後に、そのスキルが上昇する可能性がある行動を取る事によりほぼ必ずそのスキルが上昇する。そしてその上昇から示された制限時間が経過するまでは、何をやってもスキルは上がらない。

3.制限時間は、スキル毎に課される。例えば、70台のフェンシングスキルが上昇すれば、5分間フェンシングスキルが上昇しなくなるが、別のスキルはそれとは関係なく、個別に記録されている制限時間に基づいて上昇していく。

4.一日の上昇量制限は、全スキルの上昇値の総計に適用される。例えば、メイス・戦術・ネクロ・霊話がすべて70台で、それぞれ0.9上昇したなら、その日は70以降のスキルは全て打ち止めとなる。

5.80以降の上昇量は、1.8倍となって70台の上昇量制限を占める。計算方法だが、一日の上昇制限ポイントが181あり、70〜79.9のスキルが0.1上昇する毎に5ポイント消費、80以降のスキルが0.1上昇する毎に9ポイント消費されると考えて欲しい。なお、この上昇制限ポイントが1でも余っているようなら、スキルは上昇する。
例:70台のスキル上昇1.8(90ポイント)+80以降のスキル上昇1.0(90ポイント)で打ち止め
例;70台のスキル上昇2.3(115ポイント)+80以降のスキル上昇0.7(63ポイント)の場合まだ2ポイントの余裕があり、まだいずれかのROT適用スキルが0.1上昇する余地がある。

6.これらの制限のリセットは世界標準時0:00、日本時間で9:00

7.99以降から15分間隔である。あちこちで90以降から、という情報が載せられているが、現時点では99が正しい。

8.オリジン(日本)に載せられている情報は、明らかに現行の仕様ではない。騙されてはいかんぞ!


常ルールとの比較

通常とROTにおけるスキル成長性の比較
項目 通常ルール ROT
成長スタイル プレイ時間にほぼ比例 ACT日数に比例
成長難度 スキル次第 どれも固定
成長速度 スキル次第だが、80ぐらいまでは楽。終盤は大変 中盤もたつくが、完成を目指すには圧倒的に有利
消費物資 スキルにもよるが、膨大 最低限
必要な知識 予習不可欠 非常に単純
必要行為 無意味な行為の継続が必要とされる ほぼ無駄なし
方針の留意点 総合スキル値だけを気にすればいい 優先して成長させるスキルを決める必要がある

OTの長所・短所

 

〜長所〜

1.必要な物資が極端に少なくなる。さしたる元手が無くとも生産系GMは容易だ。

2.無駄な行動の必要性が無い。(例:船で移動しながら魔法の連発、何千というOil Clothの製作、毒100%武器を探してメイドゴーレムとのスパーリングを延々と継続、その他諸々)

3.スキル上昇率が固定であり、プレイヤーの運(?)に左右されないため、公平であり、なおかつストレスも溜まらない。

4.終盤(100以降など)におけるスキル上げが非常に楽。

5.多大なプレイ時間が無くとも、スキルは公平に上昇する。複数のスキルを平行して上昇させるなら、一日一時間以下でも最大効率で上昇させることができる。

6.それはつまり、一日のプレイ時間に歯止めを利かせやすい、ということでもある。息抜きのためにゲームやってるんだけど、ついついやり過ぎちゃう…とお悩みの方にもオススメだ。

 

〜短所〜

1.中盤(70〜90あたり)の成長速度は通常シャードに比べてかなり遅い。

2.上昇量制限が全スキルに適用されるため、スキルマネジメントなどを駆使し、優先して上昇させたいスキルを決める配慮が必要。もっともこれは一日におけるプレイ時間を大量に確保できるプレイヤーに限る問題だが…。(80〜98.9の範囲にて一つのスキルだけ2.0上昇させる場合、1×20で最低200分、3時間20分必要となる。が、5つのスキルを平行させて上昇させれば40分のみである。ログイン直後に上昇可能である事を考えるともっと短くなるだろうが、実際に制限時間が経過した瞬間に上昇する行為が取れるというのも現実感が無いため、やはりだいたいこの計算でいいだろう)

3.週に一回だけ長時間プレイする、といった類のスタイルでは効率が悪い。

4.長所の5の逆…多大なプレイ時間があり、必要な物資が揃っている場合は、スキルにもよるが一般よりも日単位での成長速度は遅くなる場合もある。暇にあかせて3日で料理GMなどというワザはROTが許さない。(…まあでも、一般でそれをするために消耗する時間を別の有意義な行動のために使っている、と考えれば短所にはならないと思うのだが)

 

 

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